休憩が取れない職場で悩んでいる人向けの記事
- 休み時間なく働いている
- 休憩が取れない職場でつらい
- 休憩なしって違法じゃないの?
休憩がないと体力的だけでなく精神的にも消耗しますよね。
そのままにしていると自分の時間を会社に奪われ続けてストレスから病んでしまう可能性も。また、病まなかったとしても完全に慣れて何も感じなくなり会社に時間を寄付し続ける人生になります。
そうならないために早めの対応をしたほうがいいです。
なので今回は休憩が取れない職場で働いた体験談、その原因、具体的なデメリットを書いています。
会社も黙認している場合が多いので、対策としてはぶっちゃけ転職しかないです。
在職中でも転職活動がしやすいように、転職サイトや転職エージェントを活用しましょう。
サイトにしかない求人もありますし、ノウハウや企業からのオファーもありますよ。(登録も利用も無料です)
休憩が取れない職場の体験談
まずは実際に休憩が取れない職場で働いた私の体験談とEさんの体験談の2つのパターンを紹介します。
「お客様優先」とかいう呪い
サービス業で働いていたとき、年中無休の店舗型の職場でした。
昼休みは45分間の休憩時間が一応あるんですが、営業時間内なので普通に客は来ます。
しかも他の社員は平気で外食に行ったりする人もいて、私ばかりが留守番で昼休みの対応をしていました。
その分ズラして休憩時間が取れれば良いのですが、そういうわけでもありません。
休憩してないと上司に訴えるも「お客様優先だから」という正論っぽい返しが来ます。
どんな仕事でも接客の仕事なら営業時間で客の対応をするのは普通のことです。でもそれによって休憩が取れない社員がいるなら、休憩のありかたを見直すべきですよね。
お客様優先って社員を後回しにする呪いだと思いました。
勉強会や講習が昼休みにある
これは最近もあった私の体験談。
上司「明日昼休みに講習のビデオ見るから」
いやいやなんでだよ!休み時間だろ!
今勤めている会社では定期的に昼休みに講習のビデオを見たり勉強会があったりします。
そういう時は本来45分間あるはずの昼休みが15分になるんです。短すぎますね。
いつも連絡事項は遅いのにこういうときだけ事前にきちんと告知があり昼ご飯を買いに行くことがないように釘を刺されます。(通勤のときに買う必要がある)
どうせ多くの人が残業がしたくて生産性の低い仕事の仕方をしているので、普通に就業時間内にやってほしいものです。
しかも昼休みの講習や勉強会をサボるとチェックされていて、後日サボった人とサボった人がいる課が叱られます。
こういう勉強会は強制です。正義はどっちにあるんですかね。
定時で帰るためという上司の間違ったこだわり
昼休み仕事をする緊急性がないのに上司の一存で仕事をしているパターン。【Eさん・工場勤務】の体験談です。
ーーーー
僕は物を生産する工場で働いています。
休み時間を削って仕事をして、捗って定時で帰ってもお金はもらえないです。
それなら残業を1時間してきっちり残業代をもらったほうが絶対いいのに、上司の変なこだわりのせいで毎日昼休みを削って仕事をしています。
しかも私のいる職場は1人ではなく数人で一緒に作業をするので、1人だけ抜けると仕事にならず強制的に上司に合わせるしかありません。
同僚は上司に気に入られようと一生懸命ですが、この上司に気に入られるメリットを正直感じません。
どうしてもなっとくがいかず一度昼休みに昼食を買いに出て昼休みが終わるころに職場に戻ったことがあります。
昼休みが終わる5分前でしたが、私がいない分忙しそうにみんな仕事をしていました。
これが原因で後日ハブられ、仲間外れ状態になりました。
上司が昼休み返上で働くのが当たり前だと思っていると下も巻き込まれます。
しかも、こういう人は会社からの評価も良かったりするので悪質ですよね。
どこに相談しても自分の味方はいないと絶望し、逃げるように転職することになりました。
休憩が取れない3つの原因は?
私とEさんの体験談でわかる休憩が取れない職場の原因をまとめました。
\休憩が取れない職場の原因/
- 店なので昼休みも接客や電話から逃げられない
- 会社が勉強会を仕事だと思っていない
- 昼休みも働くという上司の常識で仕事が回っている
会社の体質的な原因が多いので対策は難しいですね。1つずつ見ていきます。
店なので昼休みも接客や電話から逃げられない
接客の仕事だと昼休みの時間に関係なく、客の都合で仕事をしないといけません。
それはいいんですが、ズラして休憩が取れないとかなりきつい。
忙しい&昼ご飯を抜きが精神と体力を削っていきます。
客商売で昼休みがなくても仕方がないという状況なので、我慢して働いている場合もあるんじゃないでしょうか?
休憩が取れないことが続くなら「お客様優先」なんて言わずに自分を優先させてあげたいですよね。
会社が勉強会を仕事だと思っていない
休憩時間や就業時間外に勉強会や講習をやる。こういう会社かなり多いんじゃないでしょうか?
昼休みや定時の後にやるのに残業扱いにはならず、「自分の時間」を消費しているんですよね。
こういう会社は社員1人1人のスキルアップという名目で休み時間を使うことを当たり前だと思っています。
これが任意での参加なら文句はないんですが、私が勤める会社では不参加の人はチェックされ、後日怒られます。
休み時間を使うのに強制はありえないですよね。
昼休みも働くという上司の常識で仕事が回っている
上司の判断で昼休みに仕事をしないといけない場合もあります。
しかも会社からは仕事を頑張っているという評価をされるのでテコ入れされるどころか黙認されるんですよね。
つまり「上司が休み時間にも仕事をさせる」と会社側の人に泣きついても状況は変わらない。助けてくれる人はいないというわけです。
昼休みの10分を仕事に奪われる場合、月20日出勤なら1ヶ月に3.3時間もタダ働きしていることになるんです。
これによって評価されるのは、早く仕事を回す仕組みを作った上司だけ。(部下をこき使うクソみたいな仕組みですが)
実際に時間を搾取される自分には何の得もないんです。やってられないですよね。
こういう休憩を取れない職場は当然離職率が高いです。
そして次の被害者がやってくる。
対策は早く逃げることですよね。奪われた時間少ない内に逃げることを考えましょう。
仕事の嫌な時にできる対処法についても記事にしていますので時間があるときに読んでもて下さいね。
休憩が取れない職場にいるデメリット
休憩が取れない職場の原因を考えていきましたが、具体的にはどんなデメリットがあるんでしょうか?
放置しおくと、いつか自分も休憩を取らせない側になってしまうかもしれませんよ。
給料や評価に繋がらない
いくら休憩時間に頑張って仕事をしても会社からの評価や給料が上がるわけではないんですよね。
せいぜい「評価が下がらない」と言ったところでしょうか。
また、こういうブラックな会社は残業して長く働いた人が評価される傾向にあるので生産性を上げて正当に仕事をしても評価されないんです。
なので辞める社員も当然多く、人員不足で激務にもなりがち。
休憩が取れない職場ほど仕事をしているのにさらに忙しくなる悪循環。悪い環境はさらに悪い環境を呼びます。
だんだん当たり前になっていく
休憩が取れない職場に長くいると、その環境に慣れていきます。
慣れてしまうと苦ではなくなりますけど、休憩を取らないことが常識になってしまいます。
そうなると恐ろしいことが…
自分が、誰かに『休憩を取らないこと』を強要するようになるんです。
めちゃくちゃ怖いですよね。ゾンビに噛まれてゾンビになるが如く、人類の敵になってしまうんです。
そうなりたくないなら戦うしかないですね。
そもそも労働基準法違反
厚生労働省の公式サイトに休憩時間についてのQ&Aが詳しく載っています。
Q 休憩時間は法律で決まっていますか?
A 労働基準法第34条で、労働時間が
6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は、少なくとも1時間
の休憩を与えなければならない、と定めています。
出典:厚生労働省
労働基準法第34条によると労働時間が6時間を超える場合は休憩時間は絶対取らないといけないと決まっているんです。
それに店での電話対応や店頭の接客を待つ、いわゆる『待機時間』も休憩時間に含まれません。
しっかり気持ちも体も休まる時間が本来はあるはずなんです。
休憩が取れない職場からは逃げろ!
休憩が取れない職場で日々働いていると少しのストレスでもだんだん我慢できなくなっていきますよね。
そんなストレスがそこに勤めている限りずっと続くわけです。
本当に嫌で嫌で今すぐ辞めたいなら退職代行を使うという手もあります。
「もう限界…」となってしまう前に逃げるのも勇気ですよ。
もし自分の部署だけが休憩が取れないというなら部署移動のお願いを上にしてみるのもアリ。
とにかく自分から行動しないと今の環境を変えられないので、多くの時間を奪われたり、悪い環境に染まってしまう前に行動してくださいね。